SEIKO　PRECISION　21 JEWELS 　SECOND SETTING 1972年3月 昭和47年 中三針 スカイライナーのムーブメントに秒針規制を付けた 21石 61系 19セイコー 製造開始。 国鉄で採用されていた、機械式手巻き 19セイコー　61系 中3針 の 懐中時計です。この19セイコーは製造期間が短く、すぐにクォーツ式ムーブメントが主流に移り変わりました。鉄道時計もクォーツ式懐中時計に変わりました。従い、この 19セイコー 61系 中3針 懐中時計は製造された個体数が少ないです。この個体は国鉄で実際に使われていた物ではありません。一般の方が購入させて使われていた品物です。 この個体も、文字盤に表記があるように、セコンドセッティング機能(秒針を合わせる機能)が付いています。 ＊訳ありの理由ですが、ゼンマイを最後まで巻くことができません。ゼンマイが完全に緩んでから、リューズを往復させながら、20〜30回程度巻いたところでゼンマイが滑って戻ってしまいます。完全には戻り切っていないので、もう一度巻くと、16〜18回程度が限界です。それ以上巻くと滑って戻ってしまいます。 多分、ゼンマイの全容量の半分くらいまで巻けていると思います。20時間弱(正確には19時間58分45秒で停止しました。)　この時の精度は、12時間で30秒程度の遅れでした。 (自分が所持している他の19セイコーでは、38〜40時間動作しますので、半分程度の動作時間です。) 動作時間、および、精度はその時により微妙に異なります。古い品物なので、これから先の、この状態の保証はできません。ご了承ください。 従い、ゼンマイが滑るギリギリまで巻いて使用するには、日常的に問題なく使用できると思います。 自分で修理できる方、修理、オーバーホールして使用される方、ファッションとして使用される方、部品取りに、インテリアとして、研究用にいかがでしょう？ 当時物の懐中時計、下げ鎖ヒモ、ワテックス製の革製保護カバーもお付けします。 以上、ご理解いただける方のご購入を、お待ちしています。